無効な離婚の追認

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1.無効な養子縁組や婚姻の追認を認めない場合には、長期間継続した親子または夫婦としての生活関係を否定することになります。

 

2.その結果、事実上の養子や妻の追い出しという不当な結果を、生ずることになります。したがって、これらの場合には、実質的な生活関係を重視して、追認を認める必要性が大きいといえます。

 

3.それに対して、無効の離婚の追認は、こうした協議離婚無効の調停などにおいて、離婚を有効としたうえで、財産分与などの事項について合意するといった家庭裁判所実務を、念頭に置くものです。

 

4.離婚意思のない当事者にとって、過去の離婚届を有効とする趣旨のものではなく、無効な届出は、あくまでも無効なはずです。ただ、追認することによって、追認時における離婚の合意とともに、戸籍訂正・届出のやり直しをしないという、趣旨のものです。

 

5.当事者に離婚意思のない離婚届は、無効である以上、無効の離婚の追認は、それを認めるとしても慎重な認定が必要です。

 

6.無効の離婚の追認は、主として追い出し離婚で問題となるので、離婚については、黙示の追認は許されないと解すべきでしょう。届出の事実を知って追認することが必要であり、追認により、離婚は届出の時に遡って有効なものとして取り扱われます。

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